ヨーロッパと日本の粘度計の違いは?

東欧を色々旅していると日本との違いを感じられる部分が色々あってとても考えさせられますし、勉強になるものです。
国が違えば文化も違うのは当然の事なのですが、ある時思った事は計器の違いもあるのではという事でした。
これは国が変わったからと言って結果が変わってしまうような事があっては困るのですが、なんとなくおかしいのではと思える場面に遭遇をしたのです。
そのきっかけとなったのが粘度計を使用したときの事でした。

粘度計に国ごとの差はあるか

粘度計というものを聞いたことがないという人も多いことでしょうが、自分もその一人でした。
それがひょんな事から少し関わる機会があり、それも色んな国で触れることになったのですが、どうにも国によって差があるのではという疑惑が出てきたのです。
正確に言えば製造国によって異なるという感じで、ある国で作られたものは日本のものと測定値が微妙に変わっていました。
同じもの粘度をはかるのであれば結果は同じでなければいけませんから、どちらかが間違っているということになるわけですが、今度はそれを確認するために何らかの基準が必要となり確認をするだけでも大変です。
ただ、今回の件に関してはその海外製のものは数回測定をすると時々ありえない数値を出したりしたので、疑わしいのはこちらだということがはっきりしていたのは良かったです。
それにしても同じ機械でも国による違いが出るというのは、少し困りもので文化の違いはあっても精度の差はなくなってほしいところです。

国を跨いでも同じ結果が出てほしい

粘度計のことでもうひとつ気になることがあったのですが、同じものを測定したにもかかわらず、国をまたぐと結果が変わったということがありました。
同じように見えても粘度が違ったと言えばそれまでなのですが、そこまで大きな差が出るようなものではありませんでしたから、そうなると機器の個体差なのかあるいは国をまたぐと数値が変わってしまうのかということになったのです。
例えば遠心力の関係で赤道付近がロケットを飛ばすのに最適という話もあるように、地域によっては重力や遠心力の違いがあって粘度計にも差が出るのかなと予想をしたりしますが、その誤差も含めて計測をしてもらわないと困ることもあるかも知れません。
特に国際化社会の現代ですから、同じものを計測した時に結果が違うとどこで問題が発生するかわからないので、計測器の数値に関してはできる限り違いが出ないように同じ結果が出てほしいものですね。
しかし、結局は最終的に人間が作るものだけに完全に同じにするのは難しいのかも知れません。